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将棋

 こんばんは、先週は風邪を引いてまして将棋の勉強もたいしてやってなく、対局もしてませんでした。
 羽生善治著「上達のヒント」を流し読みしてたくらいです。
 この本はたまに読んでいるのですが、その度に理解が深まります。
 普段自分が何気なくやっていることを言語化してくれて理解の補助を担ってくれている感じです。
 私自身は理論派ではなく感覚派だと思っているのですが、その感覚を磨く一助以上にもなってくれてると思う。
 「どちらが速く、相手の玉を詰ますゲーム」と云う内容のフレーズが特に響く。
 昔読んだときは当たり前じゃないか、と思ったものですが色々と学んでいく内にそれが見え辛くなっていたりします。
 序盤、中盤に意識が行き過ぎてるのか、終盤が読めてなかったりしてました。
 要は迷いが生じたりするのですよ。
 その際の方針を決める指針になるのが「どちらが速く、相手の玉を詰ますゲーム」と云うことなんですよね。
 これがあるから速度計算の重要性が理解できて、駒の配置を良くし、駒得を狙い、手番を取りながら自玉を安全にする。
 繋がっているんですよね。

 どちらが先に相手の首に手を掛けるか、こんな単純なやりとりなのにその行為に至る方法はとても深い。
 単純で、深いゲームです。